原田マハさんの【風神雷神(上下巻)】を、通勤時にのんびりのんびり読んでいたのだけど、昨日ついに読了。
バス通勤の毎日30分間、見知らぬ過去へ、冒険に連れて行ってくれた作品だった。
琳派の祖俵屋宗達と、バロック界の巨匠カルバッチョが、ミラノで出逢っていたとしたら。
そんなことは史実としては残されていない。が故に、もしかしたらあったかもしれない。
そんなワクワクの世界に毎朝引き込まれていた。
風神雷神図は教科書で見たことあるかな程度の認識で、俵屋宗達の名前なんて聞いたこともない、くらいの美術オンチなんだけど、本物をこの目で見てみたいと思わせる、そんな作品だった。
俵屋宗達筆の風神雷神図屏風は、京都国立博物館に保管されており、建仁寺にレプリカがあるとのこと。
あー、行ってみたい場所がまたひとつ。