【仕事が楽しい、かもしれない】

 

今までも仕事が嫌いなわけじゃなかった。

とはいえ、大好きでもなかった。

でも、今は大好きって言えるんじゃないかな。

 

 

今の職場で働き始めて13年。

やりたいことではないような気がしてたけれど、

仕事ない人は惨めで社会不適合って思ってたから

退職や転職は考えられなくって

ただ言われたことをタラタラやるだけだった。

 

「私にも熱中できることがあったら頑張れるのに。」

「私だってもっとできるんだから、もっとみとめてほしい。」

「産休と育休取ったから、マミートラックに落とされちゃったのかな。」

 

 

今なら、この現実が私が望んでいる最大で最小の世界なんだとわかるような気がする。

 

すべて私が選んで創ってきた世界。

 

この職種と職場を選んだのは自分だし、産休と育休を取るって決めて、何なら子供を作ろうと決めたのも私だ。

 

このあたりは自分で決めてきたと思ってたけど、

結婚適齢期だとか、結婚したら出産だとか、結婚するなら学生よりかは社会人だろう、とか。

ちょつとこの地方だったら何の知れている職場で安泰だな、とか。

 

 

まあ、それが悪いことではないし、

それなりに楽しくやっていた。

 

と思ってたけど。

 

 

どうやら仕事で認められたい欲が強くあるらしい。

何でもかんでも、ここに終着しちゃうんだよね。

「お父さんに認めてもらいたい」

 

お父さんに認めてほしかった。

私学行って、医療系大学行って、大学院行って

でもただの事務職で新卒初任給より安いお給料で

役職もつかず専門性もなく

それでもここに居ていい?

お父さんの娘でもいい?

 

【それを直接お父さんに言う】という

毎回出される宿題できてないけど、

なんかちょっとだけ言ってみたくなった夏の終わり。

車の合流と、長縄跳びと、会話と。

そういえば小さい時、

 「今、大人が話してるの!」

 「子供が口出しするんじゃない」

 「やかましい」

 「先生の話は静かに聞きなさい」

なんて、言われたな。

 

 

そんな私は、

自分の意見を言うのが怖い。

思っていること、感じていることを口にするのが恥ずかしい。

人が話してるキャッチボールに入るタイミングを伺う。(かぶったら死)

 

 

ちょっと前まではそうだったなー、なんて参観日に思う。

発言が自由すぎる2年生の中で、絶対手を挙げない我が子w

みんなちがって、みんないい by 金子みすゞ

 

 

気心の知れた仲間にはトンチンカンなことも言っちゃう母ですが、

とはいえ、もちろん今日も、

言葉のラリーに加わるスマートなタイミングを見計らってるけどね。

 

思ってもいい。感じてもいい。喋ってもいい。

ちょっとだけ成長したと思ってる。

【もしも温泉で…】

温泉裁判 万城目学

 

「被告は有罪」

なんて言われたら…?

 

 

万城目学さんの「温泉裁判」。

これは、NPO法人「本と温泉」から出版されている、城崎でしか買えない本である。

なんとブックカバーがタオルになっている。

 

摩訶不思議な、

でもちょっと現実にも起こりそうな

万城目学ワールドに引き込まれていく。

 

ぜひ、「城の崎にて」を読んで、

城崎温泉の外湯を巡ったあとで、

読んでほしいなって思う。

 

小説家の「私」のように、

あーここが、あの記載の場所かぁ、

なんて思っていたら、

イモリ裁判長が現れるかも。

 

温泉地に行って、

リフレッシュして、

仕事がはかどった、なんて話があるならば

それは、刑を執行されたからかもしれない。

 

御所の湯