【おいしいベランダ。8番線ホームのベンチとサイダー】 竹岡葉月
「まもりは忘れてるかもしれないけどな、選択肢は自分で増やせるんだぞ」
自分は自分の人生の主人公で、あとはエキストラ。
自分の信じたとおりに作っていくことができる。現実を創造することができる。
やっぱりそうなんだー。真理なのか。
「そうは言っても……わたし、葉二さんと離れるのは嫌なんですよ」
「わかった。じゃあそこがまもりの譲れないところだ」
自分の嫌を知ることで自分が選ぶ道がわかる。嫌なことを出していくの重要だな。
『落としたかったら落とせ』の気概で臨むことができたから、内定を勝ち取ることができたのかも。
自分にとって譲れないことに難色を示すところは、はじめから縁がなかったと思っていい。このままのまもりを受け入れてくれるところが、絶対どこかにあるはずだ。
そんな気持ちで会いに行こう。見つけるのは、世界中の会社でその一社だけでいい。
仕事は選ばなきゃあると思うんだ。
でも、自分に合ってる、やりたいことができる、自分と企業と双方向にWin-Winなのが理想よねぇ。
いや、なんか就活ってすごいよねー…。
究極の自分に向き合う儀式だと思う。
私には乗り越えられないと思うから、それを経ているだけで、尊敬。
潜在意識の世界のすごいところは、自分で対応できることしか現実に落とさないの。
自分で創っているから。自分が信じていることを現実にして見せている。
失敗だって何かを気づかせるためのもの。意味あるんだね。
もう内定出ている頃なのでしょうか。みんなに幸あれ!